スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  
Posted by ミリタリーブログ at

2011年06月21日

MACV軍事顧問

1962年2月8日にMACV南ベトナム援助アメリカ軍司令部が創設された
そこにいるアメリカ兵は南ベトナム軍の軍事顧問となって彼らに的確な
戦闘訓練をし時には共に戦場にでて戦った

しかし南ベトナム軍は軍事顧問の求める成果には程遠く
きびしく困難な道のりの始まりだった

今回のイラストは1964年ころのMACV軍事顧問の将校です
OG107という陸軍の作業服の初期型を着用している
この初期型はポケツトフラップが直線で筒袖になっている
ボタンも平ボタンで極初期は茶色いボタンだった
左腕にはMACVの部隊パッチその上にはレンジャー資格章が
付いている軍事顧問達はほぼレンジャー資格を持っており
空挺降下章も持っている隊員もいた
このころはネームパッチ類はすべてフルカラーで
隊員たちもそれを使っていたあと胸の第2ボタンと第3ボタンの間に
あるのは南ベトナム軍の中尉の階級章である各隊員たちはこのように
南ベトナム軍の階級章を付けていた

装備は古い装備で主に二次大戦と朝鮮戦争のころの装備が
混じった感じだった使っているサスペンダーはM1945サスペンダー
にM1943ピストルベルトにM3グリースガンやトンプソン用の
弾薬バッグこれも朝鮮戦争に使用された物を付けている

手にしているサブマシンガンはスウェーディッシュKで
CIAが持ち込んだ外国製の銃でその他M1カービンやグリースガン
などアメリカ軍の古い銃が使われた

帽子はローカルメイドのものがよく使われたこのカウボーイハットも
よく使われたアイテムである部隊によっては南ベ軍のベレー帽をかぶる場合もある
足元はトロピカルコンバットブーツとよばれる二次大戦中から使われている2バックルブーツの
熱帯仕様型で緑の部分は布製になっているこれはジャングルブーツが登場するまで使われた

  

Posted by こみー at 23:11Comments(1)

2011年06月20日

ブラックパンサー

南ベトナムレンジャー部隊は1951年に対ゲリラコマンド部隊として
アメリカCIAがニァ・チャンにレンジャースクールを作ったがフランスが
拒否しため1956年からアメリカ主体でレンジャースクールが始動した

しかし当初レンジャー部隊は治安維持部隊として運用されていたが
戦争が本格化するにつれ従来の対ゲリラ部隊として米軍軍事顧問のもと
活躍するようになった

今回は1965年ころの南べ第44レンジャー大隊の隊員です
やはり一番の特徴はM1ヘルメットに大きく描かれた黒豹です
これはレンジャーのトレードマークで直接ヘルメットにペイント
された物がほとんどでこの時期の44大隊は黄色と黒色での虎模様の
上に黒豹が描かれております

着ている作業服は南ベトナム軍独自の物で肩にあるステッチとズボンの
ひざのステッチが特徴ですM59型と呼ばれていたりします
装備は米軍のお古が中心で一部フランス軍の物もまじってましたが
銃は米軍のトンプソンで彼らは取り回しやすくする為にストックを
はずして使っておりました腰のマグパウチはローカルメイドの粗末な作りの
自軍のものです

右胸に付いているナイフがクロスしている金属章はレンジャー隊員の証で
レンジャースクールを卒業するともらえる

ネームテープは年代によって部隊カラーをネームテープに使う
レンジャーは赤なので赤いテープを使っていますそれと同じで
赤いスカーフをしております左腕には部隊パッチその下には伍長の
階級章が縫い付けられています階級章は左片腕だけに付けます


  

Posted by こみー at 00:45Comments(0)

2011年06月11日

山で戦うで

今回は第10山岳師団です最近のイメージは
緊急展開部隊で第一線を戦う歩兵部隊ですが
第二次大戦では山岳戦闘専門でスキー技術も習得しており
冬山戦闘の技術も持った文字通りの山岳戦闘部隊でした

二次大戦では1944年ころからイタリア戦線で活躍しました
実際現場では山岳装備の一部と一般歩兵の装備を組み合わせて
使用されているのが普通だったようですイラストはその一例です
ジャケットはタンカースジャケットとよばれる戦車兵の被服だが
一般歩兵も防寒着として使用していたパンツは山岳部隊専用の
マウンテン・パンツと呼ばれる左右の腿に大きいカーゴポケットが
2つありその上にはジッパー式のサイドポッケがある

足元はM1944シューパック12インチの革製レギンスにゴム製の
靴底がついた防水性の靴で雨や雪や泥に適したコンバットシューズ
しかし通気性が悪く足が蒸れその汗で逆に温度を奪われ足が冷たくなる
という欠点があった

肩から掛けているのがトンプソンのマガジンバッグでこれに
M3グリースガンのマガジンを入れて使ってます当時マガジンポーチは
全部隊に行渡らなかったようで各自で工夫していたようです


  

Posted by こみー at 04:19Comments(2)

2011年06月09日

生まれたてのころのグリーンベレー

1952年に陸軍に特殊部隊が誕生した第二次大戦中の第一特殊作戦部隊の流れを組む
特殊部隊だった1953年に第10特殊部隊が西ドイツに派遣されあと本土において
第77特殊部隊グループ(空挺)が編成された

この部隊はグリーンベレーをかぶっていたことからグリーンベレーと呼ばれるように
なったが現在のベレーとは少し仕様が違う当時は隊員達が非公式に被っていたので
形や潰し方が現在と異なるベレーフラッシュも当時存在せず隊員は77特殊部隊グループの
オーバルに金属の空挺章を付けたものをベレーに付けていた部隊パッチも第二次大戦中の
エアボーンコマンドのパッチを使っていたこれが初期グリーンベレーの特徴である

1956年から現在の部隊パッチにトレードマークであるグリーンベレーが正式に
採用されたのである



  

Posted by こみー at 01:44Comments(3)

2011年06月06日

1980年の海兵隊

1970年代後半からベトナム戦争後半から登場したナイロン装備の発展型の
アリス装備に代わっていきコットン製の装備からナイロン製装備に完全に変わった
1983年からパスジット装備が配備されるまでこのスタイルが海兵の標準装備となった

  

Posted by こみー at 23:13Comments(0)

2011年06月04日

テト攻勢以降の海兵たち

長引く戦争の中で海兵たちにも変化が現れてきた
風紀が乱れ始め陸軍のようなだらしない兵隊が増え始めた
しかし装備だけは確実に変わってきている

陸軍がレンジャー部隊に優先して支給していた迷彩被服を
海兵たちはいちはやく一般歩兵にまで支給されつつあった
ということで戦争も後半に差し掛かった1969年の海兵装備です

  

Posted by こみー at 20:25Comments(0)

2011年06月04日

1965年の海兵隊

1965年3月8日早朝ダナンに上陸した
待ち構えていたのは敵ではなく花輪を持った女学生さんたちだった
ということで今回はM14小銃を装備したナム戦初期海兵装備ですっ
実際上陸時の装備はボディアーマーと背嚢を背負ったフル装備でした

  

Posted by こみー at 02:53Comments(0)